こんにちは♪
音の森ピアノ教室の講師、聖音(セイネ)です🌸
わたしは2歳半からピアノ講師である母にピアノを教えてもらいました。
幼少期からピアノの音色を聴き、ピアノの音色を聴かずに過ごす日はほとんど無かったように思います。
ピアノ教室を開く事は『夢』と言うよりも、むしろ当然のように考えていたので、
お教室を開いた時のイメージや指導の手立てなどを日々思い描きながら生きてきました。
お教室を開いたら、もうこの先違う仕事をする事は無いだろうと、
大学時代や開業前まではたくさんの仕事に触れてきました。
色んな働き方があり、それぞれの会社のやり方があり、それを従業者はどう感じているのか。
職種は違えど、上に立つ立場、それについて行く立場。
経営者としてそれぞれの見方を研究でき、大変勉強になった数年間でした。
そして、ずっと悩んでいた『小さい子への教え方』。
大学では演奏方法は習っても、小さい子への教え方は習いません。
自分の幼少期なんて覚えていないし、そもそも昔と今では教え方や曲の解釈も違っているので難しいなあと。
そして自分の子どもが出来た時、ピアノを教えようとすると、
こうも言葉が通じないものか…と愕然としました。
小さい子って、まだ言葉の引き出しが沢山あるわけじゃないのでちょっとしたニュアンスが通じなかったりするんですよね。
今ではもう、
そりゃそうだろ。
と思うのですが、やはりその場にならないとわからない事って多いんですよね。
机上論だけでは上手くいかない、と言うこと痛感しました。
それからは時間の限り講座を受けたり、児童館へ行って色んな子たちの言葉や、この言葉が伝わるのかどうかを試してみたり。
幸か不幸か、私の息子たちが、まぁー凸凹で。
頭の回転が速く、記憶力もいいけど、何せハチャメチャ。ピアノがなかったらとんでもない一品の長男。
兄より落ち着きがあり、人の話も聞く耳持つが3歩歩けば記憶が消滅しだす次男。
この2人のおかげで、
ほぉ〜、子どもとはこう言うものか。と言うのを大変勉強させて頂きました。
もちろん、いくらイメージや計画をしても全てにおいて思い通りになるわけでは無く。
綺麗なお庭から綺麗な音色が聴こえると良いわよね、なんて思っていても
庭には雑草があるし、綺麗な音色よりも息子たちの喧嘩の声がするような。
よく見たら隅っこにゴミ!
このお菓子の袋、何処から飛んできたの?
猫がピアノの上で聴いていたり、待っている間に猫と戯れられる猫カフェみたいな空間だったら素敵だわ、と思っていても
現代は猫アレルギーの人は沢山いるし、猫は吐く生き物だから所構わず吐くし。
猫好き以外の人にはちょっと受け入れにくいかもね。
そもそもうちの猫たちは抱っこ嫌いが多い。
唯一抱っこ好きな猫は慢性鼻炎でクシャミが飛んでくる。
猫カフェにも人材、もとい猫材がいるのねとスッパリ諦め…
ま、色々実現していないものもありますが…
今では、何だかんだと練習を頑張ってくる生徒さんがいて、
ヤイヤイ言いながらも全力サポートしてくれる保護者さまが大勢いて、
生徒さんや親御さんたちの希望になるような息子たちも居て
(こんなワチャワチャしている男子でもかっこよくピアノ弾けるんだ〜と希望を持つみたいですね!笑)
たまーにテラスや窓際でご対面できる猫も居る♪
ここにお嬢さま育ちのようにウフフと笑う可愛らしい先生が居たらもう完璧!なんですが、
残念ながら講師の肖像と言うものを全く持たずに生きてしまったので、
日曜大工みたいなこともするし、なんでやねん!と思わずツッコんだりしてしまうし、
目の悪さに乱視も相まって眉間にシワを寄せる時も多々御座います。
でも1つだけ。
生徒さんに『音楽』を伝える為にはどうすれば良いか。
そして、生徒さん自身が周りに『音楽』を伝えるにはどうしたら良いのか。
それを考え続けていける講師でありたいと思っています。